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笠ヶ森山・高旗山

公開日時
2016-05-06T16:03:13+09:00
タグ
yama

昨日は須賀川市と郡山市の山一座ずつ。

正確にいうと一座は須賀川市と郡山市の市境となる笠ヶ森山。もう一つは郡山市の高旗山に登りました。

笠ヶ森山

登山口のある県道67号中野須賀川線を須賀川市から目指します。道がいよいよ登りとなる諏訪峠への道の入口に全面通行止めの立て看板が置かれていました。よく読むと日曜日、祝日は通行できることを記載しています。昨日はこどもの日で完全に祝日です。それと通行止め工事箇所は表記されている距離から判断すると登山口の先になる様子。そのまま進みます。

中野須賀川線から見た笠ヶ森山

登山口は上下に2箇所。舗装された快適な、対向車が来たら快適でない予感のする道を登り進み上の登山口から入ります。

昨日の上の登山口

すぐに金喰川(かなはみがわ)に掛けられた橋を渡り、初めは通って来た車道より広く感じる登山道を登って行きます。

下山路との分岐部

沢状の地形を渡ると下山路との分岐部に出ます。特別一方通行を促している訳ではないと思いますが下山は往路でない道を誘導しています。

にわとり峠

トリカブトの大群生地を抜けクマザサ帯になるとに笠ヶ森山と南峰とのコルになる「にわとり峠」に到着です。直筆なる由来が記載され理解が深まります。初め右から読み理解に苦しみましたが逆でした。

にわとり峠由来

会津若松と白河の中間点の様です。この場所から西へ抜けるようですが今はクマザサに覆われ踏み跡を確かめることは出来ませんでした。

山頂の反射板

山頂に近づくにつれ気になり出す山が南方の額取山と八幡岳。見上げていた両山が水平面上に揃ってきます。そして到達した山頂は大きな反射板が2基ある展望の頂でした。

柱標

山頂からは猪苗代湖と磐梯山。二岐山とその風力発電風車、そして布引山同風車。そして次に向かう高旗山が並ぶ山並み。残念ながら高旗山を同定するにはちょっと自信無しでした。

猪苗代湖と磐梯山

快晴とまでは行かない天候により明瞭に遠望は利きませんが山並みを東西南北楽しみます。

フデリンドウ

冷たい強風吹く中展望を楽しんだら下山します。往路との分岐部まで戻り南峰群東斜面を南に水平トラバースし、970m峰の東の支尾根を越した辺りから一直線に県道へ降りていきます。この間フデリンドウが小さく眼を楽しませてくれます。

難所となる渡渉点

最大の難所(嘘)は最後に金喰川を渡る渡渉部でした。しっかりとしたテンション強く張られたロープが張られているのですが、そのロープ通り伝っていくと手は最上部バンザイの形、多分体の膝から下は川の中。この状態が要求される渡渉形態となります。仕方がないので誘導するロープ箇所より離れた場所で川を渡ります。

昨日の下の登山口

後は県道に出て600m程歩いてスタート地点へ戻ります。車で諏訪峠を超え、休工箇所を通過して次の高旗山へ移動します。帰ってから調べると、この諏訪峠から北へ下る一部区間が4月から9月の期間落石防護工事により全面通行止めで、日曜日、祝日、ゴールデンウィークは休工。夜間も解放とのことでした。

高旗山

源田温泉から4㎞で登山口と書かれた看板の通り舗装、砂利道が交互に現れる半ダートな林道を通ります。先の県道67号中野須賀川線は完全舗装路でしたが対向車が来ないことを祈る道幅でした。が、こちら日山源田線は対向車注意すれば良い感じ。お昼近い時間だし、誰もいないだろうと思ったら登山口手前の広い余地には4台程の車。人気のある山のようです。よくこんな山奥まで来るもんだと感心します。

高旗山登山口

人気の山なのだと再確信します。登山口も立派な鳥居と看板で整備されていました。そしてこの場所も源義家絡みでした。奥州征伐の際、旗を掲げたことに由来した山名。最近では拙作日記「今月の纏め」の中で慶徳稲荷神社の起源でその名を知り、同じ山名由来では家臣が鞍を置き忘れその鞍が石になってしまった話から山名となった同拙作「権太倉山」があります。今まで山中で眼にする人名は日本武尊と弘法大師が多かったのですが、八幡太郎義家エリアということになるのでしょうか。それと郡山市で唯一の一等三角点の山でもあることも記載されていました。

こぐまの小太郎

登山口から山頂までは参道と見なされています。ほぼ直線の登山道には途中水場があったり、「こぐまの小太郎」と書かれた小さき熊の木彫が置かれていたり、「スズの腰掛」と呼称するクランクした人が腰掛けることが出来る大きさの樹があります。なかでも100パーセント人為的な小太郎はアイヌ彫刻を模したものなのか傍らに鮭まであしらい不思議さと奇異さを同時に発散させておりました。

登山道、参道上の宇奈己呂和気神社鳥居

参道と言うだけあり道幅は広く、傾斜がなければ登山道とは思えません。山頂手前で宇奈己呂和気神社(うなころわけじんじゃ)の鳥居が現れます。教養が無いのでその場では読むことが出来ない神社名。帰って調べれば蝦夷征討を発端とし、大伴家持が高旗山山頂で祈ったら神さま現れたよという場の様です。先の義家にしても、これも朝廷から見た東北への圧力に関わる話です。

高旗山山頂

そして高旗山山頂。途中雨が一瞬降ってきましたが無事天候は維持され山頂です。南西方向に先に登った山笠ヶ森山が反射板により同定できます。

高旗山より笠ヶ森山を望む

猪苗代湖の一部と磐梯山、そして安達太良山、郡山の街並みを見渡しながら昼食をとります。

路車中から見る高旗山、笠ヶ森山

下山は往路をそのまま辿り戻ります。午後を過ぎても家族連れが訪れる身近な山。山深くても愛されている山なのだと実感しました。帰路車中から見る高旗山、笠ヶ森山。登ると行った山を認識できるようになるのがいつものことながら不思議。そんな久し振りの山行で、お山は良いなとしみじみ楽しかったを実感しました。